【書評】フリーエージェント社会の到来

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書評
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図書コーナーに置いてある本を、スタッフ目線で書評(ブックレビュー)します。
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「雇われない生き方」は何を変えるか
著者:ダニエル・ピンク

【オーガニゼーション・マン】
安定した大企業に就職し、会社の保護の中で勤め上げ、退職後は退職金と年金・恩給で旅行をしたり趣味の生活で余生を送る。というのが今まで理想とされた生き方だったのではないだろうか?そのためには上司の理不尽に耐え、意にそまない仕事もこなし、満員電車に揺られて会社に通うという生活を40年間送った後ようやく自分の時間と生活を得る。いわゆる組織人間「オーガニゼーション・マン」が何十年もの間アメリカや日本、ヨーロッパの国々を支えてきた。

【フリーエージェント】
21世紀に入ってそういったパターンが変わり始めている。 「オーガニゼーション・マン」に変わって「フリーエージェント」(大きな組織のくびきを離れて、複数の顧客を相手に自分にとって望ましい条件で独立して働く人々)が台頭してきたのだ。 「フリーエージェント」の定義はあいまいで、自分の会社を立ち上げた人からハンドメードのケーキをネット販売している主婦、又非正規の派遣労働者等多種多様な人々が含まれる。(非正規労働者には、正規雇用を望みながら果たせず、正規雇用の社員と同じ仕事をしながら、低い給料と不公平な労働条件で働く「テンプ・スレイブ(奴隷)」と呼ばれる人もいるが、自分の好きな時間に好きな仕事をしたい、会社につながれたくないという人もいる)。 彼らに共通しているのは、重要なのは「安定」より「自由」ということだ。 仕事の内容や働く時間を自分で決める自由を持ち、自分らしさを保ち、自分で仕事に責任を持つ。 そして、成功は大きくなることではなく、自分が満足できることだ。

【フリーエージェント・ネーション・クラブ】
「フリーエージェント」にとって大事なものは、縦型の人間関係ではなく横のつながりだ。 一人家に閉じこもって仕事をすることに孤独を感じる「フリーエージェント」達はカフェやキンコーズで情報を交換したり、独自のグループを作って互助システムを構築したり助け合ったりしている。

【フリーエージェントの未来】
しかし「フリーエージェント」にとって状況は決して明るいものだけではない。
難しい税制度や資金調達の困難さが、独立して仕事をする「フリーエージェント」達を悩ませる。又、健康保険や雇用保険等、会社の庇護はなく、収入は不安定になるかもしれない。 アメリカの法制度の多くは、大半の人が単一の雇用主の下でフルタイムの恒久的な職についている状態を前提にしている古いものなので、「フリーエージェント」に不利なものとなっている。

しかしながら、「フリーエージェント」人口が労働組合委員人口の二倍に達した現在、政治家も「フリーエージェント」を無視するわけにはいかなくなるだろう。医療保険や年金支給、労働者の権利保護のメカニズムの中枢は、企業ではなく個人になっていくだろう。

フリーエージェントの時代には、ビジネスやキャリアのあり方、コミュニティの築き方も変わってくる。 今までのような管理職は姿を消し、特定のプロジェクトのために適材適所の人材を集めることの出来るプロジェクトマネージャーが生き残る。 企業が巨大化する一方小規模化も進み、フリーランスやミニ企業が増えていく中で女性の活躍も大きくなっていくだろう。

フリーランスのためのシェアオフィス

こちらの本では、「フリーエージェント」と訳されていますが、フリーエージェントとは、本来はプロスポーツにおける自由契約選手を指す用語のようです。
フリーランス」 …特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの才覚や技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。…こちらの意味の方が適切でしょう。

さて、フリーランスの人たちの仕事場は、自宅オフィス(SOHO)から貸事務所、シェアオフィス、レンタルオフィスなど、様々な選択肢があります。すこし前に流行した「ノマド」のように、公園や電車、カフェを仕事場にする人も、いるかもしれません。
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