【書評】「一流の存在感」がある人の振る舞いのルール

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書評
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図書コーナーに置いてある本を、スタッフ目線で書評(ブックレビュー)します。様々な本を取り揃えておりますので、ご興味ありましたらコモンルーム中津まで!ビジター利用は90分500円から。本を読む、仕事をする、勉強する、打ち合わせをする・・・など、様々な用途でご利用できます。フリードリンク付き、貸会議室もあり。各種イベント・セミナーも随時開催しておりますので、お気軽にお越しください!

「一流の存在感」がある人の振る舞いのルール 著者:丸山ゆ利絵

 

スタッフ浅田です。「存在感」・・・存在感は大変大事です。私は普段人と歩いているときにちょこまかちょこまかと動き、ちょっと女性の連れに気を遣って、道路側に移動しただけで友人に「あれ?浅田さんどこ?」と後ろを振り返られる始末。

「存在感皆無やないか・・・!」と心の底で長年思っていたのですが、やはりそこでそっと代表:寺西さんが差し出してくれたのがコチラの本。寺西さんはエスパーなのでしょうか。
というわけで、本日はコチラの本を書評させていただこうと思います。

まず、この本。タイトルにふさわしいんです。
装丁がエレガントなんです。装丁が、エレガントなんです。
真っ白の背景に、文字だけ(フォントと行間もなんだかエレガント)のデザインですっきりとしたものなのですが、そこはかとなく漂う高級感・・・そしてめくるとタイトル部分の紙がわら半紙めいた少々ざらつく紙・・・なんとエレガント。というわけで読む前から何やら背筋がしゃっきりとする本なのです。さて、読み進めていきます。

 

第一章:一流は「イメージ」を演出する
コチラの本、読み進めて驚いたのですが、ひとつひとつの例がすごく具体的。そして各段落ごとにまとめページがあるので、そちらで頭をまとめてから次の章にいけるという。
第一章は主に自分の外観的要素で「一流」さを演出するという幹のもとに、すすめています。
こちら、大変ためになるので箇条書きにしますと、

鏡を全方位で確認して、自分がどう見られているかチェックする(これが意外と日々続けるのは大変)
姿勢をよくする(最近これについて学習しましたから、ウォーキングや立ち姿勢に関してはお伝えできますよ!!)
アゴを軽く引くようにする&腕を組まない&足を組まない&手は机の上に出す(これもまた癖になってしまっていることが多そう)
緩急自在の「ズルい」笑顔で他人を魅了(なんと小悪魔的な)
言葉以上に表情で語れるようにする(不祥事の謝罪会見を例にとって説明しています。確かに、言葉では謝罪しているのに「なんか謝罪してる感じがしない」のは表情が無表情だったり曖昧だったりするからですね)
「お先にどうぞ」「手を貸す」という感覚で女性に手を貸す(日本だとちょっと躊躇いがちな、所謂レディーファースト。本書で、著者が体験しているレディーファーストにちょっと胸がきゅんとしました)

感覚ではわかっている、「これはしたら駄目だろうな」「こういう人が一流なのだろうな」という感覚。やはり文字にするとはっとさせられます。

 

第二章:器の大きさは「振る舞い」で決まる

ここからは、他者への行動で「一流」を演出するという項に移ります。
この章でも第一章と同様、ひとつひとつ具体例をとって振る舞いについて考察しているのですが、特におおっ!と思ったのが

一流は「そんなつもりで言ったのではない」がない
というセンテンス。私、普段の会話で絶対言わないでおこうと心に決めてるのが「言い過ぎた」です。この言葉って「言い過ぎた(そんなに言うつもりじゃなかったのに)」という隠し言葉があると思うのですね。それっておぬしの傲慢と責任放棄ではないか!ぬぬぬ!と内心いつもこの言葉を聞くたびに憤慨しておりました。

「そんなつもりで言ったのではない」とは、「相手が違う受け取り方をしたので、私の責任ではない」という言葉があると著者は語ります。
「たとえ真意がどうであろうと、悪意をもって一瞬を切り取られるような言葉の選択をしたほうが悪い」というのはなかなか耳に痛いセリフです。しかし言葉というのは発した途端に自分から離れて独り歩きをしてしまいますから、その発する言葉ひとつひとつに責任を持って、自分の言葉の影響力について自覚すべき、という著者の問題提起は常に思考の片隅に置いておくべきだと感じました。

そしてもうひとつ、「悪口や陰口を言うことは、脳科学の説から『脳は主語を理解できないので、自分が駄目になる』という見方もあるからやめたほうがよい」という文章も非常に興味深く読みました。
脳は、主語や時間の経過を理解せず、悪いイメージだけを取り込むため、顕在意識では人のことを話しているつもりでも、無意識では自己イメージを傷つけ、結果として自信をどんどん失っていく――
「誰が聞いているか分からないから言わないほうがいい」というのはよく聞きますが、こういったふうに脳科学の面でも考察されているというのは大変面白いです。

 

第三章:一流の常識としての会食・接待のルール&第四章:一流は「成功者の衣服」を着こなす
第三章。そのタイトル通り会食や接待でのテーブルマナーやホストとしての役割、接待における店選びのルールなどを記載しているのですが・・・あまりこのような会に立ち会ったことがないので、ほうほう・・・(平伏)という感じで読ませていただきました。特にお店のお会計をスマートに済ませるべき、というセンテンス。こちら、日ごろスマートに済ませておられる方を見る機会も多いので、私も・・・スマートにしたいっ・・・ので頑張ります。(宣言)

第四章は自分の衣服について。
こちらはもう、読んでいて目が痛い。読んでて、自分の衣服のあかんさがひしひしと怒られている感じで、本当に目が痛い。
最近、「パーソナルカラー」(その人を引き立てる色系統)がいかに大事かをよく聞くのですが、これ、調べてみることにします。宣言します。

 

第五章:なぜ「一流のスピーチ」は心に残るのか?
「緊張しがちな人は『エエかっこしい』の傾向が強い。緊張という状態は『何かが起こりそうな不安』に対して『心身が身構えている状態』であるので、この不安の正体を自問自答、そして自分自身の状況を心の中で実況するというメタ思考をすることで余裕がでる」

・・・そうなんです。そうなんです。急にスピーチを求められたりするときに、緊張がもう前面に出てしまう。こうありたい自分と現実のギャップに自分自身で葛藤しそれが更なる緊張状態をもたらすのですが、この『エエかっこしい』というのはなかなか消すのは難しい・・。このメタ思考をなんとか身に着けて、いろいろなことに動じないようになりたい・・。
・・とまた宣言になってしまったところで、ひとつまた面白かったのが、

「人間は無意識化で『左』を過去、『右』を未来とする」

これ、実際にジェスチャーでやってみたのですが確かに確かに。過去の話をするときは左手を動かしている・・・!面白いですね、人間。
というわけで、スピーチをする際は相手が逆になるので、「こうしよう」「こうしなければ」というときは相手から見て右の方向で手を動かし、「いまはこうだ」「こうしなくては駄目だ」というときは左の方向で手を動かすと相手の潜在意識に働きかけることができる、という文章。
こちらまず緊張状態を緩和してからじゃないと難しい技術なのですが、ぜひ身に着けたいテクニックであります。

 

そして最後に、「人がしているスピーチを見て盗め」というわけで、我らが「TED」も紹介されておりましてよ。
最後にTED鑑賞会をご紹介!

コモンルーム中津では、「TEDプレゼン鑑賞会」を定期的に開催しています。

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最高峰の英語プレゼンテーション【TED動画(日本語字幕付)】を、コモンルーム中津のプロジェクターを利用して鑑賞する会です。

英語を学びたいと思っている方、TEDに興味がある方、コモンルーム中津が気になっているあなた、どなたでもご参加いただけます。
みんなで集まってTED動画を鑑賞しながら、世界最高峰レベルの英語+αを学びましょう。※鑑賞する動画は日本語字幕付きなので、英語が話せなくても全く問題ありません。

次回【TED鑑賞会】は、

8/4(火)19時~21時 開催!

ご参加、お待ちしております!

http://cr-nakatsu.com/blog/2015/07/06/ted-23/