【書評】詭弁の話術

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書評
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大阪のコワーキングスペース×シェアオフィス・レンタルオフィス『コモンルーム中津』の図書コーナーに置いている本を、スタッフ目線で書評(ブックレビュー)します。フリードリンク付きのビジター利用は予約不要・入会金不要で500円から!中津駅・梅田駅が徒歩圏の好立地にあるスペースを、ブックカフェとしても、どうぞお気軽にご利用ください。

詭弁の話術
即応する頭の回転

著者:阿刀田高

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こんにちは、スタッフの山岸です。
なんとなく冬の終わりが見えてきましたね。僕は季節の中で冬が最も好きなので悲しいです。
それはそれとして今回は阿刀田高さんの『詭弁の話術』の書評を書かせていただきます。

 

皆さんは「詭弁」という言葉に対してどのようなイメージを持っているでしょうか。僕は詭弁という言葉からは「屁理屈」という言葉が連想されます。本書では「ゴマカシの話術」というように言われています。「ゴマカシの話術」というだけあって、本書では話のすりかえであったり世界史に見られる詭弁であったり、「これは詭弁だ!」と言いたくなってしまうようなものから“詭弁的”なものまで幅広く取り扱われています。

僕は以前プラトン氏の『ソクラテスの弁明』を読んだ(世界史が好きだったのでその流れで読んだ)ときに、「ソクラテス氏は異様に話のすり替えが上手いおじさんなんだなあ……」と思ったのですが、なるほどあれも詭弁の一種だったわけですね。もちろんこの辺りのソフィスト諸氏の話も取り上げられていますし、中国の諸子百家の話なんかも出てきて盛りだくさんです。

で、問題は「詭弁だから何なの?」というところですが、ここが重要です。詭弁を理解するということは、話の仕組みを理解するということなのです。本書から引用させていただきますが、『詭弁を考えることは、正しい論理性を身につけることと無縁ではない』とあります。つまり、詭弁を理解することで何が正しいのかを見極めることが可能になり、また、自らも詭弁の力を駆使できるようになるということなのです。

人間の社会は昔から話術がモノを言う世界です。詭弁を理解することは実生活でもきっと役に立つでしょう(と言いますか「これは実生活でも役に立ちそうなテクニックですね」みたいなことが書いてあったりします)。もちろん、単純に読み物としても面白い本でした。

 

コワーキングスペース・・・ブックカフェとしてもおススメ♪

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今回紹介した本は、コワーキングスペースの本棚にあります。
フリードリンク付きのブックカフェとしてのご利用にもおススメです。
是非、読みにきてください♪

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<ビジター利用>
90分:500円
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1日:1500円
予約・入会金なしでOK♪
平日9:00-20:00/土曜9:00-18:00
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