自分の特質にあった働き方…とは?

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スタッフブログ
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コモンルーム中津はコワーキングスペース・シェアオフィス・レンタルオフィスから使い方を選べます。そのため、組織に所属されている方、フリーランスの方、パラレルキャリアの方など働き方も多種多様。今回はとある番組が放映されたことを契機に、「自分の特質」と「働き方」を考えてみました。

NHKスペシャル 発達障害 ~解明される未知の世界~を観て、考えてみる

スタッフの谷口です。
私の周囲だけでなく、放送前から番組内やTwitterでも話題となっていた「NHKスペシャル 発達障害 ~解明される未知の世界~」という番組。個人的にも、興味深く観ていました。

以前、アーティストとともに小中学校にワークショップをする際にコーディネーターとしてお仕事をしていたときがあります。その際に感じていたのが、「発達障害」の子どもたちが多いということ。「NHKスペシャル 発達障害 ~解明される未知の世界~」のなかでは15名に1名は発達障害の診断を受けているそう。私の周りも多く、実は個々人で障害も異なります。

「増えたね〜」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、増えたというよりも発達障害の研究が進んだため一昔前よりも診断がつくようになった…ということ。大人になってから発達障害の診断を受けたという方も結構多い印象です。

この番組をきっかけに、「自分の特質にあった働き方」とは?ということを考えてみたいと思います。

「特質」ってどういう意味?

ここで私が使用している「特質」とは、認識されている発達障害やLGBTQ、そしてまだ認識されていないものなどを含めた、その人自身が持っている「質」のことです。それぞれの質の差異で作業内容で得意不得意が際立ったり、人と接する際に前提となることが異なっていたりします。

例えば…取引先や講座、セミナーなど2回目以降の対面時。
「この人…どこで会った誰だっけ…?」ということありませんか?

「人の顔が覚えられない…」
「人の名前が覚えられない…」
人によって、他者の覚え方は異なります。

名前から覚える人。
顔から覚える人。
服装から覚える人
服装から性格を推測して覚える人。
そもそも他者の覚えるのが苦手な人。

多種多様です。
いつもコモンルーム中津の新スタッフが入ってくるとOJTをしていますがこの特質を観察をしています。
言語から覚えるほうが覚えやすいのか。
映像から覚えるほうが覚えやすいのか。
体験から覚えるほうが覚えやすいのか。
複数を組み合わせたほうが覚えやすいのか。

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人それぞれ異なります。
つまり、発達障害であろうがなかろうが人には作業内容で得意不得意があることは自然なこと。
その人の質にあった方法や仕事内容は異なります。

HSPの傾向が強い谷口の場合…

私はHSP(Highly Sensetive Parson)の傾向性、つまり感受性が極めて強い質を持っています。五感が強い傾向があり多くの情報を受け取りやすいのですが、私はどうも視覚・聴覚・触覚(身体感覚)が他の方より敏感らしい…ということが最近分かってきました。嗅覚や味覚もぼちぼちと鋭いのですが、他の感覚よりも鈍いみたいです。

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そう。
「らしい」のです。
「NHKスペシャル 発達障害 ~解明される未知の世界~」でも取り上げられていましたが、人それぞれ感じている世界は異なり、それを知ることは研究段階で現状はなかなか困難なことですので、今は他者と比較する…ということが多いです。

例えば……。
●映画を観ているときに静かなシーンから突如大きな音が鳴ると、身体がビクっとなり心臓がぱくぱくするほどビックリする。
●人よりも他者の微妙な変化に気がつきやすい。髪の毛を切ったり、ネイルを変えたり…気がつく。
●寝るときに他者と同じ空間で寝ると睡眠が極めて浅くなる。寝返りとか、呼吸とか、ちょっとの物音が気になる。

そのため、大学からサービス業をはじめたのですが、当初結構大変でした。
自分なりの対応方法を掴むまで、10年は要したでしょうか。
人よりも色んな情報を受けやすかった分、苦労したかもしれません。

障害や病気、特質がギフト♡…なんて綺麗な言葉でまとめられない

しばしば「障害や病気はギフトです♡」という言葉を聞いたりしますが…。
「そんな甘っちょろい言葉で済むもんじゃない」と、私は思う部分もあります。

自分の特質とお付き合いするのは、正直結構大変です(苦笑)
精神的に葛藤もあるし、身体的な反応も出るときもあれば、ときには他者が無理解に感じるときも。

「自分自身が一番分からないし、一番めんどくさい」のです。本当に(笑)

色々な経験を踏まえて自分にとって働きやすい環境を整える際、重要なことを思い浮かべてみました。

〜自分からの発信〜
①自分の特質を見つめること。
②その対処法を掴むこと。
③他者が見守ってくれる環境を整えること。
④ニーズやリクエストを伝えること。

〜発信を受ける人〜
①「あるがまま」を認めること。
②その人にあった特質を丁寧に知ること。
③共に過ごすなかで様子を見守ること。
④コミュニケーションにズレが生じた場合、丁寧に分析をして解決策を探ること。

シンプルにまとめていますが、どれも時間のかかること。
働き方が多様になりつつある今の流れ。
私も含めて少しでも伝えることで見守ってくださる方が増えること、そしてそれぞれ自身の理解が進むことを願っています。

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